数あるネットショップから当店にお越しくださり、
心よりお礼申し上げます！

te-tteという店名は親子の手と手を手作り品で結ぶ、
という思いで名付けました。

皆さんは「手作り品」にどんな思い出がありますか？
ある人にとっては、お母さんの作ってくれた巾着袋かも。
休みの日に珍しくお父さんが作ってくれた昼食、
ご近所さんが作ってくれたお人形の服、
家庭科の授業で初めて自分で作ったエプロンの思い出かもしれません。

私にとっては、物心ついた頃から家にあった
母手作りの赤いリュックサックが、初めての
「手作り品」の思い出です。
ぶたさんの柄のキルティングのリュックには
カウベルのような小さな留め具が付いていました。
フタを止めるのはパンツのゴムのような細いゴムだったし、
ポケットなんて凝った作りはない素朴なものでしたが、
小さな体にフィットする可愛いリュックサックでした。

「こんなものを作れるなんて、うちのお母さんはお裁縫が
とっても得意なんだ！」
と私は思い込んでいました。

ところが、最近母に聞いてみたら、
「ソーイングなんて凄く苦手だったけど、
あのリュックは必要だったので、渋々ながらも必死で作った」
ということだったんです・・・！

驚きました。
と同時に、どんな思いで作られたものであれ、どんな形であれ、
手作り品を通して私は母の愛情を受け取っていた、
と強く思いました。

「モノより思い出」と言いますが、
ハンドメイドのものだけは、モノと一緒に思い出を運ぶ
タイムカプセルみたいなものじゃないでしょうか。

皆さんの手で作られたバッグや巾着袋を
お子さんが嬉しそうに園や小学校に持って行って、
使って、使って、使って、クタクタになって
いつか役目を終えて使わなくなったそのバッグを、
大きくなったお子さんが押入れで発見した時、
親子でどんな会話を交わすんでしょう。

te-tteはその瞬間までの思い出を作るお手伝いをしたい、
そういうお店でありたいといつも願っています。

「ミシンを使うのは中学校以来で・・・。」
「布の種類も何もまったく分からない。」
「裁ちばさみも持っていないし、得意な人に作ってもらおうかな？」
そんなお客様こそ大歓迎です。

初心者のお客様、失敗が怖くて最初の一歩が踏み出せない方にこそ
安心して作っていただける手作りキットをモットーに
商品開発を行っています。
te-tteのポリシー
「手作りはじめてのハードルを低く、うんと低く」
はそんな思いから生まれました。

ママ、パパに初めて作ってもらった手作りバッグを手にしたお子さんの笑顔。
その瞬間を作るために、私たちte-tteがお手伝いをできれば、
こんなに嬉しいことはありません。


te-tte 店長 新村